piyoko's blog

日記&美容

キャバクラ嬢時代について

こんにちは。
メイク記事ばかりも少し飽きてきたので
ちょっと一呼吸、無意味な回想記事です。
これまたトイレ中の読み物にでもしてください。

わたしがキャバクラ嬢をはじめた大元となった
出来事は私立大学への進学。
私大の学費って国公立の倍近くして、
諸々込みで430万くらいしたのかな?
奨学金制度に頼るという道もあったけれど
それは絶対にあり得ない選択肢でした。
自分のことは割と好きだけど期待はしていないので
未来の自分へ荷物を投げるようなことは
したくありませんでした。
就職できるかどうか、どこに就職して、
いくら稼げて、いくら残るのか、
何も決まっていないのに無謀に借金をするのは
わたしにはできない所業だったんです。

てことで18歳のわたし、キャバクラ嬢デビュー。
(18歳の飲酒はNGですが働くことは違法じゃないよ)
未経験者の時給って結構店舗によって違くて
わたしはずばり4500円からのスタートでした。
この時給4500円というのを聞いて安直に
「楽に稼げていいね」なんて散々言われることが
当時ものすごくストレスでイライラしてたなぁ。
1時間4500円の価値をお店がわたしにつけた、
それはつまり1時間に最低4500円の仕事をせねば
ならないということです。
ヘルプ(他の女の子を指名しているお客様への接客)も
もちろん大切な仕事ですが、ここでいう4500円の
仕事をするというのは、当然売上のこと。
open8:00〜last1:00まで5時間、
週4日、月16日、合計80時間分の時給は36万円。
自分という存在だけを売りに月36万円売り上げねば
商品価値が成り立たないという世界です。
ここまで説明したことはないけれど、
これでも楽な仕事だと思われたかな?笑
わたしはこう見えて責任感の強い性格で
見ての通り負けず嫌いだったためこういう考えですが
中にはヘルプのお仕事だけで4500円分の仕事が
出来ていると考えるポジティブな子もいます。
そういう子と一括りに見られるのが最後まで嫌でした。

そんなこんなで淡々と仕事を続け、
お客様にも恵まれスキルアップした頃のわたしは
学費代を貯め終えていました。
その頃に水商売から身を引けなかったのが
わたしの欲深さだったのかな…
今この仕事を辞めて何かバイトを始めたとして
何になるんだろうって考えた結果
この仕事にしろバイトにしろ何が残るかは不明、
しかしお金はわたしを裏切ったことがなかった、
故にお金を稼ぐことが正解であると安直な
結論を出したわけです。

それからは時給もグーーンと上がり、
上がった時給の分売上もグーーンと上げました。
全ては良いお客様のおかげなのですが
今水商売をしている方、
クソ客なんてものは存在しません。
クソな時点でお客様ではないのです。
ある程度基礎を学べるお店に勤めた後は、
自由なお店でこちらがお客様かどうかを判断するほうが
ずっと効率的です。
お客様はキャバクラ嬢の鑑
良いお客様だけを大切にして
世に言うクソ客というのはお断りしていけば
成功でき、お金を稼ぐことができる、
そんな夢も少しだけあるのが水商売の世界だったと
わたしは思います。

5年間続けて時給4500円からスタートしたわたしも
最高売上は1600万円でした。
ほら、夢があるでしょ!
そんな水商売が大好きでした。

でも、身を引きました。
理由は大好きだったからこそ、良い思い出として
幕を引きたかったから。
ずっとこの生活を続ける自信がなかった。
24時間涼ちゃんとして生きて
顔が筋肉痛になるくらい作り笑いをして、
そこまでしてでも現状維持やさらなる進化を求める
根気がなかったんです。
以前「飽きた」だなんて強がった言い方をしたことが
ありましたが、正しい表現をすれば
ほとほと疲れてしまったんですね。
それから自分の人生をはじめて前向きに考えた。
職歴に載せられない職業、偏見を向けられて当然の
職業、その対価としてお金を得て満たされていました。
でもそうじゃない自分になってみたい、
そのためなら実績も努力も投げ出そうと
思ったりしたんです。

それが正解だったかは死ぬときまで分からないけど。笑

今水商売を頑張っている方
心より応援しています!
クソ客はそもそもお客様ではない、
店外もアフターも、もちろん枕も必要ない、
良いお客様で身の周りを固めて
夢、、っていうかお金を掴んでください。
稼げなきゃやっててマイナスな要素ばかりですから。
後悔のないよう、やりきってください。


ラストイベント後に表向きの店ブログを書いただけで
気持ちの整理が全然できていなかったけれど、
こうして文字にして吐き出せて
すっっっごいスッキリしました〜!
ここまで読めた猛者いるかな?
トイレ中の読み物にしては長かったよね。
次回は『洗顔等ケアについて』書きます。
水商売の話は辞めた今でもだーいすきなんです。
だから興味本位でも何か知りたいことがあったら
聞いてくださいな。



以上、水商売楽しかったな〜と思ったぴよ子でした。